団員の声


 私が合唱団に入会しようとした動機は船旅でした。かなり以前から、定年退職後に一度は
船旅をしたいと思っていました。そして、実行しました。船の上では、乗客の自主サークルが沢山あり、私は合唱団に入ることになりました。もちろん私を含め、素人の方が大半でしたので、練習曲は「四季の歌」のような馴染みのある曲ばかりでした。従って、抵抗なく練習に参加することができ、旅行後もぜひ機会があれば合唱を続けてみたいと思うようになりました。そして今年の5月に厚混に入会しました。
  船の合唱団のイメージを持って入会したのですが、厚混の歌は全くそれとは異なるものでした。まずオペラやミサ曲は日本語ではないですし、私がいまだかって歌ったことがない曲ばかりでした。最初の1ヶ月位はついていけるのか、そればかりが心配でした。今でもそういう気持ちはありますし、多分「落ちこぼれ」であることは間違いない事実です。でも暖かい周りの団員の方たちに支えられながら、何とか続けていますし、これからも続けようと思っています。

BASS 中村


  40年近くに亘るサラリーマン生活にやっと終止符。毎日が日曜日の生活がスタートしてまもなく、たまたま厚木市民文化祭の時に聞いた迫力のある厚混の合唱を思い出し、恐る恐る
 ホームページで入団希望の旨を連絡。
  合唱は小学校と高校でちょっと経験しただけでその後は全くお呼びで無い。発声と言えば
1年に2~3回のカラオケのみという62才のわが身。入団して早や10ヶ月。私の入団で男声パート(バス)の平均年齢がかなり若返ったという事実にまずビックリ。ただ年配ではあってもパワフルなメンバーが実に多いのです。次に音程は正直不確かなれど何とか歌っていけるではないか!これはひとえに指導者の先生方と周囲の皆様の忍耐と寛容のお陰ですが・・・
 しかしここで大問題、「暗譜」という地獄が待っていた。日本語もおぼつかない老頭に、ましてイタリア語のオペラをどう料理せよと仰る?悪戦苦闘の連続にも関わらず「退団」という二語が浮んでこない私。歌っていると何故か本当にウルッと来て涙が出そうになることもあるのです。もちろん練習の厳しさのためではなく、歌そのものの持つ魅力の所為。どなたでもこの感動を味わうことができます。毎週木曜日の夜が練習日。ご一緒に是非どうぞ!

BASS 進藤


  厚木混声合唱団にBassの某先輩に上手く誘われて、ずぶの素人の私が入団して2年が経過した。入団時の練習曲はミサ曲で「歌われている箇所がさっぱり分からない。これはついていけない」。家族からは「迷惑をかけるので止めては」。一方では「入団してからには、続けなければ」との思いがあった。
  入団2ヵ月後、江ノ島で合宿練習が行われた。先生・団員のみなさんとの楽しい交流があり「やってみようかなあ」との気持ちが強くなった。
  その後市民文化祭、第20回定期演奏会参加など、最近では「よかったなあ」の演奏会に参加させていただいた。(ご迷惑をかけ、恥ずかしい限り)
  毎週木曜日の練習は、近藤先生・林先生の心温まる指導と団員のみなさんとの歌を通しての明るく、楽しい雰囲気である。「練習と演奏会参加による緊張感」が、私にとって、健康の一因ではないかと思っている。団員も増加傾向。気軽に参加されてはどうでしょうか。

BASS 野澤


  最近、帰り道で鼻歌を歌い、風呂場で発声練習をし、そして時々自分の部屋でCDに合わせて歌っています。昨年の夏に厚木混声合唱団に入団して早一年。仕事以外にも何か熱中できる趣味を持ち、公私共に充実させたいという思いで始めました。
  温かく美しいハーモニーと和やかな雰囲気に魅力を感じ、見学後すぐに入団しましたが、
 始めのうちは自分のパートをしっかり歌うことも精一杯でした。そんな私が今でも楽しく歌い続けていられるのも、ユーモラスで時に厳しい近藤先生や、優しく熱心な林先生を始め、歌好きで明るく元気な団員の皆さんのおかげです。今では徐々に慣れてきて、毎回の練習では学ぶことや新たな発見も多く、心身ともにリフレッシュできる楽しい時間を過ごしています。
  今回の定期演奏会を皆様と共に迎えられることに感謝しつつ、今後も"歌のある生活"を楽しんでいきたいです。

ALTO 米山


  高校・大学と混声に浸りきった7年間の後、○年間のブランクを経て厚混に入団してから
1年と少し。木曜の夜が近づくにつれ、心浮き立つこの頃です。あれこれ回り道をして行き着いたところは、やはり昔から馴染んだ混声。 ―厚混が地元にあってよかった―
 今回のステージに向けての練習が開始された頃、『え?これをステージにのせることができるの?』と愕然としたことも懐かしい思い出です。ミサ・オペラ・日本の歌…と次々に襲い来る音の波に翻弄されつつ、いつの間にかその虜になっていった私達。混声って怖いですね―。ところで、私達の今日のステージは皆さんを虜にできたでしょうか…。
  厚混団員は、老いも若きも、皆はつらつとしています。難曲や暗譜に取り組む姿勢には刺激されるばかりです。先生方も熱心にご指導下さって本当に素敵なところですよ。
  アンケート用紙には「入団希望」の一言をお忘れなく!

SOP. 安藤


  厚木混声合唱団に縁が有りましたのは、7・8年程前より、同じ職場の先輩のお誘いでした。大当たり!在籍3年8ヶ月で、定演が3度目「1年半毎」になります。
  入団前は混声への憧れ乍も、レベル的、夜の練習等、不安が無いといったら嘘になりますが、集う団員一人ひとりの諸事情の中、自主性に任せ、尊重され、自由に参加出来て居る事が素晴らしい点です。
  指揮の近藤先生、伴奏の林先生始め、諸先輩達の美しく、明るく、優しいお人柄のお蔭様で、入団後新団員が20名前後増え、現在60名越え、大所帯となり嬉しく感謝です。
  健康で年を重ねたい年代となり、老若男女問わず幼少期、学生時歌っていた大好きさん、
 是非参加しましょう!脳活性に強い味方ですよ…お待ちしています。

ALTO 芦澤

 
 厚木混声合唱団に入ってから、3ヶ月が過ぎました。ホームページをみて軽い気持ちで見学に行きました。皆さんの歌声とハーモニーを聞いているうちに、見学にもかかわらず、すぐに一緒に歌いたくなってしまうほど素晴らしい歌声に感動しました。
 指揮の近藤先生や伴奏の林先生は、何度も何度も、繰り返し繰り返し、丁寧に指導してくださって、とてもうれしく思います。近藤先生はわかりやすい指導と冗談を交えながら、一緒に練習に付き合ってくれます。林先生は、すばらしい演奏でどんな注文にも即座に対応し、いつもいつも感心してしまいます。
1年半に1度の定期演奏会を5月に行います。いつかは、合唱をやってみたい!!そんなふうに思っている人はいませんか?いつかやろう、ではなかなかできないものです。せっかくだから今のうちにやってみませんか。来年の定期演奏会であなたも一緒に歌ってみませんか?
きっと楽しい演奏会になるでしょう。みんなが待っています。

Alto 金崎

 
 私が厚混の演奏を聴いたのは第19回定演の時でした。ミサを聴いた時に歌声の素晴らしさと言ったらそれは言葉では言い尽くせないものでした。全てを聴き終えた後、家路に着く際には「千の風」が頭にうずまいていました。アンケートには「入団してもよい」という内容で書いたと思いますが・・
 それから数ヶ月後に入団してみないか?との誘いを受け、練習日と時間を確認して見学に行きたいと申し出ました。その後、仕事でなかなか足を運ぶ機会がなく、それから一ヵ月半後に見学に行くことができました。そこで実際に輪に入ってみると、あまりの美声の渦に心地良さを覚えそのまま入団させて頂きました。
 入団後ですが、当時一番下の年齢と聞き、いろいろ戸惑う所もありましたが、先輩方が大変楽しく指導下さり、みなさんのおかげで楽しく過ごさせてもらっています。美しいハーモニーを邪魔しないかと心配な所もありますが……皆様には感謝しています。これからもよろしくお願いします。

Ten.芦沢

 
 社会人になり、プライベートでも何か充実させたいなと思い探し始めたのが"合唱"でした。高校の時に3年間やっていた合唱部をイメージして探していた時に厚木混声合唱団に出会いました。厚混は歌謡曲や童謡、アニメソングだけでなく、クラシックの合唱も歌っています。
さらにソロパートなどがあったりと、そんなところもかっこいい魅力のひとつです。様々な楽曲の音楽性を考えながら、指揮者の近藤先生をはじめ団員の方々とひとつの音楽を作り上げていくのはとても素晴らしいことです。そして厚混メンバーはみんなパワフルです。みなさん歌が大好きだ~というのが伝わってくるので練習の雰囲気も時間もとてもよく、歌っていると曲に入り込んでしまいます。また休憩時間の雑談なども楽しいです。まだまだ入りたての私ですが、みなさんと一緒に今回のステージを成功させたいと思います。

Sop.鈴木

 
 出会いたかったこの響き!この音楽! 厚混を見学したときの私の第一印象です。
 昭和21年14才の頃に合唱を始め、5年後に入団した京都の紫明混声(桜井武雄指揮)で
合唱に入れ込み、副指揮者に選ばれて、オーケストラと共に「森のうた」や「カルミナ・ブラーナ」を全曲本邦初演するなど、振り返って悔いのない12年間でした。
  33年、就職とともに合唱に別れを告げてから48年が過ぎ、最近社会人を卒業して、先ず思ったのは、もう一度唱いたい……!
  そんな話しを七沢のレストランMのご主人にしたら清川在住のオペラ歌手F氏に紹介してくれ、Fさんが飯塚会長のことを教えて下さいました。縁は異なるもの、家内の友人の従妹さんが飯塚会長のご令室だとは!
  そして出会えたのが、この響き!この音楽!の厚混です。週2時間の練習のおかげで75才の体調は万全。バスの響きの一助にと頑張っています。

Bass 近藤


 
 14年前の話。下の娘が4歳になり保育園に通い始めました。長い間子育てに追われていた私がようやく自分の時間を手に入れたのです。そこで何か習い事でもと思い、近所の施設に主婦向けの体操教室に通うことにしました。体操教室に通っていると、同じ建物からいつも歌声が聞こえてくるので、とても気になり見学をさせて頂いたのが、近藤先生と林先生が指導されていた、ある女声合唱団でした。コンクールが近かったせいもあり、とても気合が入り、息が合っていて、その歌声にとても感動したのでした。私が合唱の世界に一歩足を踏み入れた瞬間です。これを機に私は体操教室を辞め、すぐに合唱団に入団させて頂いたのです。
いつかは混声合唱団で歌いたい!という、長年の夢がようやく叶い、昨年の一月から厚混さんに入団させて頂いております。歌えることの幸せをしみじみ感じ、私を合唱の世界に導いてくださった近藤先生と林先生、私を温かく受入れてくださった厚混の皆様に、感謝の気持ちでいっぱいです。   

Sop.石井

 
 あつこんには、昭和63年5月に入団しました。大学を卒業したばかりで22歳でした。
 当時の練習は、休憩時間にはお茶やお菓子がでたり…だったと思います。あまり真面目な団員ではなく、練習はよくサボりました。藤沢で開催された湘南合唱祭も確かサボってしまったような気がします。若気の至りということで…ご勘弁を!合宿も河口湖畔にある、合唱の家おおば(http://ooba.jp/)を利用していました。合宿ではオリンピックでのカールルイスの100m決勝をテレビで見たり、昭和から平成に変わった号外も合宿で読んだ気がします。そんなこんだがあり、いつの間にか真面目な団員へと進化を遂げました。たまーに「自分はこんなに合唱が好きだったっけ?」と考えるときもありますが、木曜日になると不思議と練習会場に向かっている自分がいるのです。練習すれど練習すれど上手くならず…で、趣味で行っている合唱なのにいつも挫折感を味わっていますが、団員のみなさんも優しいし、まぁどうにか頑張っています。そんな僕も今回の演奏会で「しのちゃん・あつこん入団20周年記念演奏会」となりました。しかしながら若い団員がなかなか増えず、20年たった今でも下っ端です……いやいや、いろいろと社会勉強をさせていただいております、です。頑張ります!

Bass 篠塚

 

 古い話しになりますが、厚木での私の合唱デビューは合唱連盟の20周年「第九」公演になるはずでした。その年は、待ちに待ったコウノトリがやって来てくれた年で、リハーサルまでは参加したのですが、舞台ひな壇の高さにおののき、お腹の赤ちゃんのことで頭がいっぱいだった私は、つわりを理由に本番をドタキャンしてしまったのでした。その後の「レクイエム」「メサイア」などは本番まで参加することが出来て、そのご縁で片山さんから厚混に誘っていただくようになったのですが、子育てや引越しなどで生活が落ち着かず、入団をためらっておりました。
  あの「第九」の翌年に生まれた息子も早や高校生。私も心配せずに子ども達を置いて夜の練習に出掛けられるようになりました。昨年の厚混の定演後に入団させていただき、以来練習に参加させていただいております。時々「疲れた。行くのめんどくさい。」と思うこともあるのですが、息子が「うだうだしてないで早く行ったら」と言ってくれます。そして、家族的な雰囲気の厚混の中で歌ってくると、必ず自分がリフレッシュしているのがわかります。今こうして厚混の皆さんと歌えるのをしみじみ有難く思っております。どうぞこれからもよろしくお願いします。

Sop.渥美

 

  私は中学の合唱部以来、大の合唱好きです。あつこん入団のきっかけとなった寺島尚彦先生の合唱曲には、大学時代の混声合唱曲で出会いました。その後はオーケストラ付きの合唱曲を歌ったり、大学のOB少数でアカペラを歌ったりしていました。どんな形であれ、うた好きな仲間たちと歌うことは、本当に何よりの時間でした。
  三年前、あつこんの定演を初めて聴いた時、まとまりやチームワークの良さが伺われる温かい歌声だと感じました。それゆえに、小さい双子を抱えていた当時、とてもこの中に私は入れないと思ったものです。けれどもその後に行った練習見学で、それまで知らなかった寺島先生の数々の歌と、それを歌うあつこんの歌声を聴き、久々に感動して心が震えました。迷いが消えた瞬間でした。以後、団にはご迷惑をかけながらですが、木曜日だけ早く帰ってきてくれるお父さんと、「おうた、がんばってね~!」と送り出してくれるようになった子供たちの協力で続けられています。私も歌えるおかげで、'おこりんぼーかあさん'だったのが、随分改善されました(はず…)。
  長く積み重ねてこられているあつこんの中で、私はまだまだ新米ですが、少しずつ溶け込んでいくのを楽しみつつ、より良いハーモニーを目指していきたいと思っています。

Sop.北條


 

 私が厚混を知ったのは、3年前(当時、高校1年)の第15回定期演奏会のチラシを学校の先生に貰ったのがきっかけです。初めて厚混の演奏を聴いた時、きれいなハーモニー、温かい歌声に胸を打たれ、「自分も厚混に入りたい!でも、学生は入団する事が出来るのか?」という疑問が浮びました。しかし、パンフレットの裏に団員募集と書いてあり、よくよく見ると団費(学生○○○○円)と学生の文字が載っていたので、すぐに入団しようと決めました。
 S塚さん!今度から学生大募集と書いて下さい(笑)。
  入団当時、団員の皆さんと会話する事が出来るのか、練習についていけるのか、心配でしたが、皆さんの温かい人柄や親切な指導の下で楽しく歌っています。厚混サイコ-!!!
  最後に、いつも良い合唱団作りのためにご活躍なさっている近藤先生、林先生、片山会長さんを始め、自主的に活動する役員の方々、厚混の皆さんに感謝の気持ちを込め、私のあつこんもようとさせて頂きます。

Ten.佐藤